欲張れば幸せいっぱい

今の、自分の「幸せ」だと思う事を、数えてみる。

 

朝、目が覚めた。

例えば脳梗塞や様々な原因で、朝、目覚められない人がいる。

自分は今朝、目が覚めたよ。

元気に。

何処も悪くなく健康的に。

何て幸せな事だろう。

 

左右の手があり足がある。

手の指は全部で10本、ちゃんと動く。

何て幸せな事だろう。

 

雨風を防いで住める家がある。

着る服がある。

冷蔵庫には、食料がある。

何て幸せな事だろう。

 

働く職があり、日々の糧を得られる。

何て幸せな事だろう。

 

 

「仕事がキツイ!給料が安い!」

「もっと美味しいモノが食べたい!」

「おしゃれな服が着たい!」

「素敵な人と結婚したい」

「あの人がいなくなれば楽しいのに!」

「解放されたい!」

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自分の身近にある、小さな幸せを数えてみる。

数える程に、心も幸せに満ちていきます。

「こんなの、当たり前でしょ!」

「くっだらない!」

そう思いますか?

何故、そう思いますか?

それは、心が満たされないから、ですか?

 

もっとお金が欲しい。

もっと能力が欲しい。

注目されたい、名声が欲しい。

まだ足りない。

もっと欲しい!!

 

幸せなのに、満たされない。

その原因は、実は「欲」。

「欲」は、神様が生きる者全てに付けてくれた。

この「欲」はとっても大切。

生きたいと思う原動力であり、向上心の源であり、もっともっとと、尽きる事無く湧いてくる。

本来はとても中立なモノ。

それを使うモノ次第で、善にも、悪にもなる。

良くあろうと改善に改良を繰り返す動力源にも。

他から搾取したり、満たされる為に悪事を働く動力源にも。

 

もし、今すぐに「幸せ」になりたいなら。。。

「欲」を捨てればすぐになれる。

今得られるお金で十分。

今持っている食料で十分。

今の人間関係で十分。。。

 

あれもない、これもない、と言うのなら。

逆の視点で見直せば、あれもある、これもある。

数える程に、幸せが増えていく。

しかし不思議と、幸せと思うと何故か「不幸」がやってくる。

それは神様が与えてくれた試練。

 この世界は魂を磨き、自分を成長させる、修業の場。

人間は満足すると、何故か成長が止まってしまう。

成長が止まると、何故か衰退が始まってしまう。

だから「欲」は大切。

もっと自分を成長させる為に。

もっと「幸せ」を得る為に。

 

もっともっとと、幾らでも「欲」は出していい。

いや、もっと強く欲張るべき!

 

でもね、その「欲」の力を何処へ向けるかは、その人次第。

光に向かうか。

闇に向かうか。

 

私は、どんなに心折れそうになっても、良き方へと欲張り続けたい。