達人は常人の斜め上を行く

昔、斎藤一人さんのお話で「困った上司を『達人』と呼び〜苦境も楽しく乗り越える」と言うのを聞き、超ブラック企業に勤める主人に教えました。

そして先日なのですが…

 

 

夫「またパンクしたタイヤ代払うかも知れん」

私「え?公用車よね?」

 

以前、主人の職場の公用車が運転中にパンクし、全額自費弁償になりました。

事前の車検でタイヤの劣化を指摘されて報告したところ、上司(達人)から「ギリギリまで交換せず運転を」と指示されました。その後、業務で運転中にパンクしましたが、すぐに気付かず走行した為、修理不可の交換。

その「気付かず走行した」事で自己責任扱いの自腹になりました。

 

夫「今回は4本とも劣化して、車検前から目視でもやばかったんだ。それが、もうちょっと乗ってから交換しろって。しかもパンクしたら即停めて連絡しろって言うんだよ!」

私「前回と重なるわぁ。パンク表示ない車種だよね。気付かず運転してたら怖いね」

夫「パンクしたらすぐ停めて交換しろってぇ絶対無理っ!普通に考えてあり得ねえ!」

私「達人の考えは常人の理解を超えた先にあるんだよ」

夫「そんな車に誰が乗るんだっ!」

 

よし!

運転席に「タイヤ劣化につき注意。パンクしたら即停車して連絡を」って貼り紙だ!

見た人が聞いて来たら「上司(達人)の指示で」って説明するのだ!

 

私「事故ったらお巡りさんにそう言っちゃおう!」

夫「事故ったらダメだろ!あの達人、何考えてんだ!」

私「達人の考えは常人に理解出来ないものよ?」

 

季節は2月。

幸いにも寒さも緩い地域。

 

私「ねえ、劣化したタイヤって冬タイヤ?」

夫「全部5年目の夏タイヤ

私「達人は『劣化したのは冬タイヤだから、もうすぐ夏タイヤに交換する』と思ってる?」

 

それなら納得の行くケチケチ思考(笑

いやいやいや、一応路面凍結もある地域で、公用車に夏タイヤは危険でしょう。

 

夫「交換させてもらえなかったんだよ」

 

おぅ、そこは交渉頑張れダンナ。

まず今は達人が夏タイヤとわかっているかの確認だ!

後日…

5年目の夏タイヤと聞いた達人は、すぐ交換の指示を出しました。

 

夫「なんでスタッドレスに変えてないのかって説教された」

私「やっぱり達人は常人の斜め上を行くのねぇ」

 

 

 

私の文章力と記憶力が拙いので申し訳ないですが、本気マジ切れの主人に「達人」と言う度に、場は和んで行き、最後は苦笑いでした(笑

ムキーっとなると、視野も思考もギュゥッと締まります。

そんな時こそ、ゆるゆる、ゆるく。

窮地に立っても、きっと何処かに光がある。

狭い視野で見落とさぬよう、心にゆとりを持てるよう、これも日々の修行です。

あぁ、正に今の自分に言ってるわ(泣;