「無意識の存在意義とは」
私の学生時代の精神医学の知識なので、古いです。
でもこれが、近年の「成功をイメージする」を重視し始めた、大元になっていると思います。
・・・相当古い?(笑
現代医学?科学?なのかな?
なのに、太古からの神的な知識や魂的な教えと、重なる部分がとても多いと感じます。
同じイメージを、違う視点で語っているような。
世界中の数多の賢人が磨き上げた、素晴らしい学問です。
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人の意識は大きく、有意識と無意識に分けられます。
人が自覚し、感じたり考えたりする有意識は、意識の中の5%未満の、氷山の一角。
意識の殆どは無意識が占めています。
無意識は、もし現代技術で機械化したら、地球と同じか、それ以上の大きさになる程のスーパーコンピューター、でしょうか。
無意識の中には、生まれてから今までに受けた刺激・情報が蓄積されています。
視界に映ったもの、聞き取ったもの、肌で感じたもの等々、生まれてから得た全ての情報が収拾され、記録、保管されています。
誰でも経験があると思いますが、たまたま通った雑誌コーナーで自分の気になる本を見付けたり。
聞き流していたTVやラジオに、好きな芸能人ネタが出て注目したり。
日々、周囲に流れる膨大な情報の中、有意識が気になる情報があれば、無意識はすぐにそれへ意識を向けます。
そんな、無意識の存在意義。
それは、有意識のイメージと現実を近付ける事。
精神医学的に、無意識に「人格」も、「言葉」もありません。
まるでPCのように機械的に、有意識の動向に反応して働きます。
有意識が「こうなったらいいなぁ」と、脳内でイメージしたもの、映像を、常に背後で監視していて、現実化しようとします。
良くある例で、仕事が定時で終わったら映画を見に行こう、と考えます。
仕事量も効率良くこなせば、定時で終業出来る位。
ここで有意識は、二つのタイプに分かれます。
「見れる」か「見れない」か、です。
イメージするとしたら、「上演時間に間に合って映画を見る自分」。
または、「上演時間に間に合わず、映画が見れない自分」。
もし自分が疑いなく「見れる」とイメージ出来ていたら、無意識は現実化に向けて動き出します。
無意識内の記憶庫にある情報を駆使し、仕事の効率化の為に必要な知識や技術を有意識に送ります。
また現実化に障害となる事象、例えばコップが倒れそうとか、有意識に気付かせ、或いは無意識が身体を動かして防ぎます。
視野の端の時計に意識を向けたり、電車時刻や仕事の進捗など、時間を逆計算して間に合うように意識に上げます。
無用な刺激、例えば雑談等が聞こえても、有意識に認識させないようにします。
無事、上演時間に間に合い、イメージ通りに映画を見れたら、「見れる」の現実化作業は終了です。
もし、自分が少しでも「見れない」とイメージしたら。。。
「間に合うかな?」と不安に思ったら。
その瞬間イメージした映像。。。
無意識には「映画に間に合わず、見れない自分」と言う映像がイメージとして伝わります。
すると無意識は記憶庫を駆使し、仕事の効率化に必要な知識を封印し、余計な雑用を思い出させたりします。
コップが倒れそうなのを防げたのに放置し、倒れるままにして邪魔をし(笑
無意識は与えられた「見れない」イメージの現実化に励みます。
時計を意識から外し、気が付けば「もうこんな時間!」とか。
雑談が気になるようにして、話し込ませたり。
結果、「見れない自分」は現実化し、作業終了。
「成功するイメージを!」のフレーズは、この無意識の存在意義を理解して、初めて意味を成します。
イメージがぶれるから、無意識の働きもブレます。
この無意識を都合よく利用するために、自己暗示などの様々な技法が発表されています。
無意識の働きを理解し、使いこなしてる人は、本当に稀(笑
強く願えばどんな願いも叶うのかといえば、そうではなく。
余りに漠然としたイメージでは、無意識には伝わりません。
よくある落とし穴で、成功に憧れる場合、「成功に憧れている自分」をイメージしています。
成功していないから、憧れている。。。
成功したら憧れもなくなります。
イメージ通り「憧れている自分」が現実化され続けます。
やはり無意識も己の限界を知っているのか、実現不可能な願いはどんなに強く願っても叶いません。
ただ、己に可能な範囲内で「近づく」事は出来ます。
それは、どれほど強く、具体的に、最高のイメージを脳内に維持出来るか。
そして、反対のイメージの生産を、どれ程抑えられるか。
少しでも「もし━━」と思ったら、無意識は反応します。
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書き出してみると、波動や言霊の話に、すごく重なる部分がありますね(笑
まるで、太古の叡智を、現代風に置き換えたよう。
それとも現代の学問が太古の叡智に追い付いたのか。。。
近年は量子力学も入って来て、また面白くなってきてますよね(笑)
たまに「脳が大きいと知能が高い」っぽい説が出ますが、違います。
賢い人とそうではない人の、脳の違い。
それは「脳細胞の使用率」。
大きさも然程変わらない脳の中で、どれ程の脳細胞に電流を通したか。
一般的には、脳細胞の使用率は10~15%。
東大主席レベルで20~25%。
そして、天才と呼ばれる脳の使用率は35%以上。
ホルマリン漬けされたアインシュタインの脳細胞は、約40%に電流が通り、使用されていた調査結果が報告されています。
アインシュタインって確か、左右の脳の大きさも違うんですよね(笑
よくお馬鹿扱いされるニワトリさんですが、育てた環境次第で犬猫並みの知能を発揮します。
ニワトリだって育て方次第で大好きな飼い主の膝に仰向けになって甘えたり、来客にやきもち焼いたりもします。
また人間も、自立する訓練も知育も何の刺激もなく育つと、知的・身体・精神面に、確実に重度の障害が出ます。。。