神様の名前…?

神様の名前…?

が、話題に出た事があり、私の中学時代(超!田舎)での出来事など、思い出しました。
今現在も町内にコンビニも線路もない田舎ですw
そして私の中学は、学力は県最下位ww
給食は県一美味!と実習生に大人気の町でした。

短期滞在の留学生を受け入れた時の「宗教論」です。
他でも似たような出来事を聞きますので、結構、多いのかな?
欧米等々…、宗教ってとても大切で、無宗教は論外!な考えが強いようです。
信念がないと思われる?
そんな「熱心なクリスチャン」の留学生がイギリス?からやって来て…


留「皆さんはどんな神を信じていますか?」

神を…?(゚o゚?(゚Д゚?(゚△゚)?


クラスどころか、全校生徒のほとんど(お寺の生徒1人以外?)が無神論者(笑)
自分達は仏教?
いえいえ、先祖供養の他は興味もない。
全員に共通したのは「祭り」と「初詣」→ 神社だ!!


留「神社には、どんな教えがあるのですか?」

神社の・・・おしえ??(゚o゚?(゚Д゚?(゚△゚)?


地「ねーよ、そんなもの」
留「教えがない!Σ」

 

と言うか「神社の教え」って何だろう(笑)
地元の神主様等も、神社の祭りの運営と、清掃、維持修繕位しかやってない気がします。
神主様が教えを説くような事は一切ありませんでした。
神社の「教え」云々の前から、私達は、困っている人がいれば皆で集まって世話を焼きたがり(笑、収穫が多ければ他へ配る。
秋になれば収穫に感謝し、祭りで農作業の苦労を互いにねぎらい合い、御馳走を食べ、踊って楽しむ。
雨に、風に、大地に、お日様に感謝し、山や川、田畑の恵みに感謝して、頂く。
先祖代々続いているこの営みこそが、神社の「教え」なのでしょう。

さてさて、熱心なクリスチャンの留学生は「神社様」に興味津々でした。


留「神社にはどんな神様がいるのですか?」

どんな・・・??(゚o゚?(゚Д゚?(゚△゚)?


どんな?と言われても、田舎の中学生にとって「神社」と言ったら初詣とお祭り…の屋台しか眼中にありません(笑
町の中央にある神社のお祭りの踊り手に選ばれると、練習の為に学校を休める為、ちょっと人気。
後は祭りと初詣の屋台──

【屋台】が一番!!

 

私も行ってた初詣の神社は、山の奥の大きな湖の畔にあります。
地元民には「湖の神様」「山の神様」。
それしか知りませんでした(笑
たった今、神社庁を調べたら載っていたのでびっくり(@_@;)

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保元(1156年~)の頃、慈覚大師の木彫の不動明王を勧請奉斎。

御祭神
 日本武尊(やまとたけるのみこと)
 素盞嗚神(すさのおのかみ)
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町で祭りの屋台が一番多い神社は、町はずれの浅間山の麓にある「浅間神社」。
やっぱり地元民には「(裏)山の神様」以外、誰も何も知りません(笑
神社庁によると

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創立年月日不詳、富士権現堂として祭神は薬師、山神と記されている。

御祭神
 木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)
 応神天皇(おうじんてんのう)
 天照大神(あまてらすおおかみ)
 火産霊神(ほむすびのかみ)
 猿田彦神(さるたひこのかみ)
 豊受姫神(とようけひめのかみ)
 武甕槌神(たけみかつちのかみ)
 菅原神(すがわらのかみ)
 大山祇神(おおやまつみのかみ)
 日本武尊(やまとたけるのみこと)
 加具土神(かぐつちのかみ)
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・・・裏山の神様っΣ( ̄□ ̄|||)

 

もう一つ、屋台の出るお祭りは、地元民から「田んぼの神様」と慕われる神社。
近くに川があるので「川の神様」と呼ぶ人も。
神社は地名で呼んでいましたが、神社庁で明かされた真実!

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神明社(しんめいしゃ)

御祭神
 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
 水別大神(みくまりのおおかみ)
 伊弉册命(いざなみのみこと)
 予母知事蟹命(よもつことさかのみこと)
 速玉男命(はやたまおのみこと)
 豊受大神(とようけのおおかみ)
 大名持神(おおなもちのかみ)
 少彦名神(すくなひこなのかみ)
 月夜見命(つくよみのみこと)
 日本武尊(やまとたけるのみこと)
 素盞雄神(すさのおのかみ)
 応神天皇(おうじんてんのう)

境内神社
 大山祇神社
 稻荷神社
 太平山神社
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た・・・田んぼの神様あああぁっ!!

 

地元民「神明社」知らないっΣ(◎o◎;
多分、御祭神のお名前も、お名前がある事すら地元民は知らないだろうし。。。
はっ!
神主様辺りなら知ってるかも??
どの神社も、境内にも由緒にも拝殿の中にも・・・書いてあったかな?(汗;
全く記憶にありません(笑
ネットで写真を検索したら、あ!拝殿に「神明社」って・・・
コラコラッ、そこだけ新品で浮いているぞっ!
町おこしでソコだけ新しくしましたねっ(笑


神様側から見れば、神社には眷属の神使様がいらっしゃり、その地を御守り下さっている、のでしょうか?
そして地元民からすれば、神が誰とか、一切関係なく。
神社にいるのは、はるか遠い昔からの、その土地の自然の象徴的な存在で。
自然の災害から護って下さる存在で。
自然の恵みを与えて下さる存在で。
日々の御加護と恩恵に感謝し、収穫に歓び、祭りでは楽しんで騒ぎ、ねぎらい合う。
そんな人間の営みを、ずっと昔から見守って下さる存在。
都心の喧騒も届かぬ田舎で、延々と続いてきた、穏やかな営み。
どうやらこれが私の土台となっていて、はるか高みの神々の物語は、まるで他人事のように映っています(汗;

 

そして、神事だ!お役だ!と言われても、私自身は
「ほぇ~(´∀`*」
と能天気に笑って終わりそう(笑